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Special03

管理職座談会

伊藤忠食品における管理職のやりがい、管理職社員が歩んできたキャリア、管理職から見た伊藤忠食品とは。
3人の若手管理職社員に、その実態と魅力を聞いてみました。
阿部

阿部

人事 課長
2007年入社

宮本

宮本

仕入 課長
2008年入社

長友

長友

営業 課長
2006年入社

年次の近い管理職同士、それぞれの印象は。

阿部さんは少し前まで採用活動のチームリーダーを務めていたようですね。阿部さんに懐いている若手社員が沢山いる印象です。私たち、業務では直接の関わりはあまりありませんが、年次が近い管理職の同志として活躍を見ています。最近は育児との両立に奮闘しているとか。
ありがとうございます。はい、今日も子どもに朝ごはんを食べさせ保育園に送り届けてきました。毎日のルーティーンです。宮本さんは当社がダイバーシティを推進していく中で、女性管理職目線でのご意見をたくさんいただき人事としてとても助かっています。多くの重要会議にお呼び出ししてすみません(笑)。
いえ、私で良ければお安い御用で(笑)。そうそう、管理職になってからは人前で話す機会がだいぶ増えたかもしれないですね。長友さんは、私から見たら「ザ・営業」って感じで、お客様の懐にグッと入り込んで大きな成果に繋げるような…それからよくお土産でパンを配ってくれるイメージ(笑)。
当時はよく得意先のパンを配っていたね(笑)。私から見ると、宮本さんは営業が色々とお願いをする仕入業務に関わる社員の人たちのなかでも話しやすくて、いつも力になってもらってる印象かな。阿部さんは若手社員に「営業に関して困ったことがあれば長友さんを頼れ」って言ってくれてるみたいですごく嬉しい。現場の社員をとても良く見てくれている印象があるな。
長友さんは、若手営業社員にとって兄貴分的な存在感がありますからね。面倒見がよくて、営業にとって大事なことを余さず伝授してくれる。
実は後輩たちとはあまり真面目な仕事の話はしないんだけどね(笑)。あと、外回りが多くてあまり会社にいないから長友さんって何してるんだろうなって思われてる気がする…
確かにあまり会社で見かけないのは事実ですけど、課の若手メンバーと一緒に広範な営業先を地道にまわってお客様との関係構築に汗を流していることは伝わってます。ね、宮本さん?
長友さんはとにかく得意先との関係づくりが上手って、ちゃんと後輩社員たちからもそう聞いているので安心してください!

印象深い、あの仕事の話。

それぞれ色んな立場で多くの仕事を経験したと思うけど、印象に残っていたり、「あの経験があったから今の自分がある」、って思ったりする仕事ってある?
私は大阪で仕事をした3年間が印象深いですね。関東圏とはビジネスの文化が大きく違っていて、まずは自分の人柄を問われます。お客様とはビジネス以前にまずは「人と人」。信頼関係が大切で、他のエリアより人との関わり合いがかなり濃厚でした。お客様にきちんと向き合いながらも、言うべきことは言える人にならないと本当の信頼は得られない、ということを学びましたね。
私は会社としてのコロナ対策関連の取り組みに奔走したことですね。
コロナのような出来事ってなかなか起きることじゃない。言い換えれば過去に同じような状況を経験した先輩もいないし、正解が分からないことに対し自分たちで考えて答えを見つけていかなければいけなかったってことになるよね。相当大変だったんじゃない?
おっしゃる通りですね。時間などの制約がある中、あらゆるリスクを想定し、部門全体が一丸となり準備したことで、早期のワクチン職域接種を実現することができました。また、新しい人事制度の再設計も大変なプロジェクトの一つでした。私の場合は何かひとつの大きな出来事で成長をしたというよりも、そういったひとつひとつの仕事の積み重ねで少しずつ成長し今に至っている、という感じです。
ひとつひとつの積み重ね、という感覚は私も実感あるな。これまで一緒に仕事をしてきた先輩たちは素晴らしい人ばかりで、商品への思い入れ、商談の準備、お客様との向き合い方、それぞれの先輩から学んだシチュエーションは、いまでも鮮明に憶えているよ。特に「卸の営業とは何か?」というのを教えてくれた先輩は思い出深いな。数年間一緒に仕事をさせてもらったけど、「(お客様と)仕事以外のことも共有しながら、腹を割って話し合わないと何も始まらないぞ」、なんてことも言われたなあ。
でもその頃から、とことんお客様との信頼関係をつくるスタンスが身に付いていたんですね。

それぞれが考える、
管理職の仕事とは。

管理職は、判断する、決断する、メンバーを育てることが仕事だと思っています。たとえ迷ったとしても、「やるしかない」と思って徹底的に向き合っています。
私が大切にしているのは、責任感、情熱、スピード、リーダーシップ。メンバーと一緒に成長しようという気持ちを持って、一人ひとりと直接会話することは大事にしています。
情熱を持って向き合う、という点は特に共感しますね。判断・決断の前に、「どうしてそれをしなければならないのか」について、メンバーたちにきちんと説明して理解してもらわないといけませんから。
「何のためにやらなければいけないのか」を理解してもらうことの大切さは、こちらも同感です。それもスピードを持って判断・決断することが大事。それは、課長になってからより強く感じるようになった。
私は、チームメンバー個々人が「自分はどうしたいのか」を考えられる環境を作ることを大事にしています。相談を受けた時に、「まずはあれやって、次にこれやって」と指示してしまうことは簡単ですが、それでは本人の主体性が育ちません。私たち人事の仕事は、「自律的な人材育成」や「働きがいのある職場環境の整備」ですから、一人ひとりが主体性を持って「どうしたいのか」を考えることがとても重要だと思っています。現状に満足せず、常に変える意識を持っていたいですね。
なるほど。成果を出すうえで主体性は大事だよね。ところで、二人は管理職になって何か変わったことってある?考え方とか。
もともと人事などの管理部門は、社内外から「見られる」立場にあると感じていましたが、管理職になってからはメンバーからも「(上司として)見られている」という意識が加わりましたね。自分の仕事でも、「この考えは正しいのか」や「別の視点はないか」などより俯瞰的に物事を考えるようになりました。
私の場合は課のメンバーとの向き合い方は変わらないけど、会社から与えられたミッションをどう実現するか、ということを常に考えるようになったことが変化かな。
私は、周囲に対してより積極的に発言をするようになったし、反対に発言を求められるようにもなったと思います。女性管理職の代表として、これからの働き方やダイバーシティ推進など会社の制度面に関する意見を求められることも多いですね。
あとは、若手・後輩の育成を考えて、仕事のやり方が今のままでいいのか、変えるならどうするべきなのか、ということを常に考えるようになりましたね。

伊藤忠食品の管理職としての
やりがい、想い。

管理職になって、会社を変えるような大きな案件で発言ができるようになったことはやりがいのひとつですね。課の仕事でも、根本的な部分から変革することができるようにもなりましたし。
これまで以上に色んなメンバーに同行する機会があって、それぞれの営業スタイルが見られるのは楽しいね。あとは、部下のモチベーションに合わせて一緒に目標を見出しているから、結果に表れた時にはさぞ嬉しいだろうなあ…って妄想したり。
それは実際に嬉しいはずですね。管理職になると会社から求められることも増えますが、ほとんどが自分一人ではできないことばかりです。ですから長友さんと同じく、仲間と一緒に何か成果を残すことができたら、やりがいや嬉しさを感じるだろうなと私も思っています。それと新しい人事制度では職責と成果に応じた体系としているので、管理職を目指す若手が増えることも期待しています。
では最後に、就活を頑張っている学生の皆さんへのメッセージを。
ビジネススキルはもちろんですが、それ以上に人としての魅力がある社員が揃った会社だと思います。そのなかで何を吸収してどのようになりたいか。自分の成長を考えられる人なら存分に活躍できると思います。
選考の場や社員と話す機会では、みなさん自身の価値観も大切にしてほしいです。自分で調べた情報と、自分が肌で感じた感覚をすり合わせて、本当に自分が入社したい会社なのかをしっかりと考えて、最後に納得できる決断をしてください。
卸は、業界的に人間性が問われることが多いです。その分、この業界で活躍できるなら、それは人間性が磨かれて成長しているということだと思います。伊藤忠食品は、まだまだ会社も社員も成長途上にある会社です。会社と一緒に自身も成長していく、そのために情熱をもって行動できる人をお待ちしています。